1998年10月

10月31日
琵琶湖
曇り時々晴れ
20℃ぐらい

0匹

色々家のことをやっていたら10時半になってしまった。素早く支度をしてランエボで出発。

何時ものように高速を飛ばすが遊んでくれそうな車は皆無。仕方無しにアクセルベタ踏み。リミッターがかかったりかからなかったりのうさぎとび状態。あーつまらんかった。

塩津に12時半過ぎに到着。ん!?湖面には・・・・何時ものようにボート類がたくさん浮かんでいない。それよりボートを陸に上げて帰り支度をしている者もちらほら。風は北風、思ったより強い。何やあかんのかー!!
水辺に降りて水に手を入れる。ちょっと冷たいかな?ってな感じ。水は何時もよりクリア。昨日の雨のせいか。浮いているボートが釣っているかどうか目を凝らして見るも釣れていない。でもやるしかない。今年最後のトップになるかもしれないからだ。
ランエボのトランクから空気を一杯入れたフローターを引きずり出し新しいウエーダーとシューズを履いて気合いを入れる。ルアーは、「あれスペ」。沖へ足をバタつかせながらキャストを繰り返す。波があるため波に遊ばれている状態。まるで海用のトップをやっているかのように波と波の頭を威勢良く引いてくる。レッドヘッドはよく目立つ。
何か釣れる気がしない。周りの人達を観察。釣れていないようだ。ワーム類でもダメか。
こう言うときのためのスイッシャー「渓’s友禅」をセット。今回はルアーが小さいためロッドもミディアム。テストがてらキャストする。ゆっくり引いたり早引きしたり。バランスはいい。ペラもよく回る。渓さんの好みである沈み目。設計通りに出来上がっている。サスガ!!私も見習わなければ。
風にながされながら色々手を替え品を替えやるがダメ。釣り始めてから1時間半ちょっと経過。お腹が空いてきたので上がることに。

次はお馴染み大浦。到着してビックリ。ボートだらけ。20はかるくいる。護岸された所の石に腰掛け食事をする。食べながらボートを見ていても誰も釣り上げない。「ここもあかんのかなー」思わず弱気に。風は先ほどと同じくらいあるが波は小さい。トップでは望めそうもないため、ゲリヤマの紫グラブをジグヘッドにブッ刺す。久しくこの釣りをやっていなかったので何か釣れるような気が・・・。フローターから丹念に藻があるであろう場所にキャストして底まで沈めゆっくり巻いてくる。藻がない。夏は生えていたんだが・・・・おかしいな。藻刈り船が根こそぎ?移動しながら藻を探すが・・・・面倒くさくなったし釣れる気がしなくなったので上がる。ものの30分浮いていただけだった。

石に座ってこれからどうしようか思案。何処へ行っても風はあるだろう。スピナベとかディープクランクは持ってこなかったし・・・・お酒でも買ってこようかと思ったが九州遠征でお金使ったので無いし・・・・家で新作のルアーでも作ろうかな?・・・・帰ることに決定!!結局2時間ちょっとしか釣りをしていないことに。
あかんと思った時はさっさと帰る。これ私のポリシーです。

今回は、気が抜けたような釣行だった。高速でも遊んでくれる車はいなかったし。寂しがり屋の私にとって本当に寂しかった。

10月23日
九州遠征
初日 福岡県
曇り時々雨
寒かった

0匹

名古屋空港から飛び立ち朝9時前に福岡空港に到着。
飛ばし屋の私にとって離陸時の飛行機の加速はたまらん!!福岡空港では一度お会いしたら忘れられない渓’s倶楽部の川口さんの出迎え。嬉しさのあまり思わず握手。いよいよ九州遠征3泊4日のスタート。使用ルアーはトップオンリー!!それも自作物で。えらく強気でしょ。内緒ですがコソッとミノーとスピナベを持っていきました。

まずは川口宅へ。川口宅では2日間泊めて頂く予定。今日のスケジュールは、午後から野池釣行。夜はお楽しみの歓迎会。夜の福岡を満喫できるとあってワクワクもの。

午前中は、川口さんのハンドメイドルアーや工房を見せて頂きました。そして極めつけは「渓’s友禅」を頂いたことです。素晴らしい出来映えにうなってしまいました。私は、お土産用に作った「あれすぺ」をさしあげましたが「渓’s友禅」の前では・・・・
川口さんからルアー作成のノウハウやパーツの扱いなど色々と惜しげもなく教えて頂き感激の嵐。これからのルアー作りにとっても参考になりました。午前中(といっても既に1時半過ぎ)は、アッという間に過ぎてしまいました。

午後からは、いよいよ野池へ殴り込み。天気は小雨が降ったり止んだり。ちょっと風が強いのが難点。予報では雨だそうだが、晴れ男の私と川口さんがいれば大丈夫!!しかし九州は南国と思っていた私にとってはとっても寒い。先制パンチを食らいました。福岡県は条例で浮き物は全て禁止とのこと。このため陸っぱりでの釣行となりました。

案内された野池は、キャスティングする場所がほとんど無い状態だが風の影響が少ない事で決定。まずは「あれスペ」をセット。テスト&本番である。使用ロッドは6.6ft。やはり長すぎる。しゃがんでキャストしたりテイクバックがほとんど出来ない状態でのキャスティング。難しい!!
リールを巻く強弱でのアクション。そこそこの動きだ。ま、良しとしよう。野池での釣りは遠投では無くポイントへの微妙なキャスティングだ。本当に難しい。琵琶湖での釣りと全然違う。それと気になったのが着水音。琵琶湖では気にもしなかった事だが・・・それこそドッポンである。何か釣れる気がしない。場違いってな感じである。未熟さ丸出しでした。

15分位したら川口さんが戻ってきた。ダメらしい。結局その後は、自作ルアーの品評会&スイミングテスト&ロッドワークで盛り上がってしまいました。
私が使用しているロッドはミディアムの6.6ft。アクションの付け方はリールの巻き方による強弱。川口さんのロッドはライトの5.6ft。アクションの付け方はロッドの先をチョンチョンと動かす方法。一つ一つルアーの動きを確認。それもロッドによってどう違うのか。一つのルアーを私のロッドに付けて私がアクション。次は、そいつを川口さんがアクション。それが終わったらそのルアーを川口さんのロッドに付けて二人でアクション。ロッドやアクション操作の違いによって同じルアーがこれほど動きが違うとは!!目から鱗が落ちました。分かったことをここで紹介します。
硬めのロッドより軟らかめの方がリールを巻く強弱だけでもアクションがつけやすくルアーがよく動く。アクション操作は各自の好みであるがロッドティップをチョンチョンと動かす方がルアーが大きく動く。

知らない内に時間がたち次のスケジュールが・・・・川口さんの奥さんとお子さん達を奥さんの実家に送って行く時間に。川口さん宅に泊めて頂くため心おきなくという配慮。感謝の念が絶えません。奥さん達を送ってからYKさんとの待ち合わせ場所へ。野池で時間をくったため待ち合わせ時間を大幅に過ぎてしまった。30分以上遅れて待ち合わせ場所へ行くとスーツ姿のYKさんがそこに。フィールドでの写真とは別人。精悍さを漂わせた好青年って感じでした。ま、直後からもろくも崩れ去りましたけどね。YKさんは、釣りに行けば必ずバスをゲットする名手。キャスティングは折り紙付きとか。頼もしい人物である。今回の釣行で「野池の帝王」と呼ばさせて頂きました。

夜は魚料理をご馳走になり二次会は、店長がハンドメイドビルダーのスナックへ。初日からフル加速でした。夜中の1時半過ぎまで飲みました。これが翌日のスケジュールを大いに狂わせるとは・・・・

初日は、本当にアッという間に過ぎてしまいました。時間がこれほど早いとは。とっても充実した一日でした。

 

10月24日
九州遠征
2日目 佐賀県
快晴中の快晴!
快適

0匹

今日は佐賀県の森さんが案内して下さるとか。森さんもルアーを作られる。超リアル系で反則すれすれってな感じ。
そもそも今回の九州遠征は、ハンドメイドルアーをこよなく愛する人達が集まる渓’s倶楽部のBBS(渓’sBBS)で知り合ったのがきっかけ。最初が東京。続いて九州となったわけである。

福岡を出発する予定時間が朝の7時。これが大幅に遅れた。調子に乗って飲むものではない。川口さんの車でYKさんと私の3人で一路佐賀県へ。天気は昨日とうって変わって素晴らしい晴天。晴れ男を言い張る3人が揃った結果?

高速道路を降り森さんと合流。パッと見紳士・・・・彼は最後まで紳士でした。早速、森さん宅へ。到着するやいなや森さんからルアー「みのぺん」を頂く。私もお土産の「あれスペ」をさしあげた。「みのぺん」は、リアル系で出来映えはプロ顔負け。「あれすぺ」が恥ずかしい。川口さんも加わりお互いの自作ルアーを見せ合いまたまたハンドメイドルアー談に花が咲いてしまった。そしてYKさんの一言によりやっと現実に戻り釣りの準備開始。

今回は、ゴムボとフローターでの釣り。これらが禁止されていない場所へ連れていって下さるとのこと。自宅から車で10分くらいの所だそうである。森さんの会社のトラックにゴムボとフローター2つを積み込んで出発。ゴムボは森さんとYKさん。フローターは、川口さんと私。アッという間に野池に到着。案内された野池は大きくダム湖の感じ。既にフローターとゴムボが浮いていた。
いよいよ釣り開始。天気は良いし気分も最高!!最初の一匹をゲットできるか?「あれすぺ」を結んでイザッ!!野池の縁はほとんど木が覆い被さっていて雰囲気バツグン。昨日、川口さんから教わった方法で色々アクションさせてみるが水面は炸裂しない。木々が覆い被さった中にキャスト!?ビビッテいるのかそこまで届かない。ちょっと力を入れて・・・アッカーン!木の枝にルアーが!!うーん難しい!!琵琶湖での釣りとの違いを思い知らされる。ポイントにもう少し近づいて・・・・・本当はしたくないんだが・・・・川口さんはポイントに近づいて木々が覆い被さっている中にガンガン投げ込むとか。それで釣れるらしい。琵琶湖での釣りが染みついている私にとってどうしてもそれ以上ポイントに近づけない。
風が強くなってきたので次の場所に移動と決定。ここでは皆さんの釣果は0。次の所に期待したい。

次の所も車で10分位のダム湖。減水していて濁っている。ダム湖を一周しゴムボなどをおろせる場所を探す。既にアルミが2艘浮いている。ちょっと風が気になるが・・・・・。降ろす場所が決まると真っ先に湖面に浮かんだ。「あれすぺ」を結んで岸に向かってキャスト。ポイントが全然分からないからである。岸に向かって投げるがかなり手前に着水。本当は岸ギリギリに落としたいのだが指が勝手にブレーキを。自作ルアーを傷つけたくないからか?
移動しながらと言うより風に流されながら執拗に投げまくる。沈黙があたりを支配していた。たまに、いやちょくちょくかな?名手と言われたYKさんがバックラッシュをおこすと辺りから「・・・・・・」。ヤジが飛ぶ位だった。
アルミの人達は1匹釣っているとか。こちらは川口さんがクランクでバラシたのみだった。いよいよ風が強くなりここも断念。昼食にすることに。

今日の釣りはこれでお終い。池やダム湖での釣りの楽しさが分かるようになった。ルアーをアクションさせる喜び。ポイントへの正確なキャスト。何もかもが新鮮だった。これからのトップでの釣りが変わる決定打になると感じた。琵琶湖での体力任せの釣りも面白いが野池での繊細な釣りも面白い!!

昼食は3時にコイ料理が予約してあるらしい。どんなのか楽しみである。記念写真を数枚撮って出発。途中、有田焼のお店が建ち並ぶ所を抜け案内されたところは山の中。本当に山の中の中である。しかしそこには洒落たたたずまいが。別棟に通され部屋にはいると・・・・・素晴らしく落ち着いた所。料理を食べるには理想的な部屋。凄い高級感!早い者勝ちで好きな場所に座り、まずはビールで乾杯。美味〜い!!最初の一杯が特にね。出されたコイ料理はこれまた美味〜い!!の一言。また必ず食べてみたいと思わせる素晴らしい美味しさである。美味しい料理を食べさせて頂いたお礼にHPで紹介することをそこの社長(というより大将)と約束。

帰り道、有田焼のぐい飲みが置いてあるお店に案内して下さったので早速物色開始。私はぐい飲みを集めているので気に入ったのを2つ買った。このぐい飲みで日本酒を飲みながらルアーを作っている光景が目に浮かぶ。おれは幸せ者か?きっとそうだ。

お約束紹介: コイ料理と言うより川魚料理のお店、料亭「龍泉荘」。TEL0955−46−3617。季節の川魚を食べさせてくれるとか。佐賀県へお出での際はご賞味あれ。
こんど行ったら「コイとろ」を食べてみようと思っています。目から鱗が落ちますよ。

10月25日
九州遠征
3日目 福岡県
快晴×2
超快適

0匹

朝起きると快晴!今日は、HAZUちゃん、えみちゃんとの陸っぱりでの釣り。今日が九州最後の釣りとなる。楽しみは一番最後にとっておかないとね。

朝9時過ぎに集合場所のダム湖に到着。既にHAZUちゃんとえみちゃんは来ていた。我々は遅刻。だらしなくてすみません。挨拶を済ませお土産の「あれすぺ」をさしあげていよいよ釣りの開始。
この場所は、HAZUちゃんのホームグランド。日曜日にもかかわらずアングラーは少ないとか。ただダム湖のため釣る場所が限られている。ダム湖の周りを歩いてポイントがあったら水面近くまで降りて釣りをするスタイル。結構ハード。

先行者がいて釣るスペースがある場合、先行者に挨拶(承諾許可?)してからそのポイントへ。見ていても気持ちがいい。これが陸っぱりのルールか!!マナーがしっかりしているのに感心した。
私はお決まりの「あれすぺ」を付けて早速キャスト。風があるため風裏のポイントがメインとなる。ちょっとやっては次のポイントへ。結構歩く。HAZUちゃんやえみちゃんはタフである。さっさと歩いて行ってしまう。ここでの釣りスタイルは「さっとやってさっと次へ」の様だ。アタリは全然ない。段々釣れる気がしなくなった。
その内、川口さんは足が痛くなりダウン。時間を見るともうお昼。昼食の時間。川口さんをそこに残して先行しているHAZUちゃん達を呼びに行く。一体何処迄行ったのかと思っていたらはるか彼方であった。昼食にするよう伝えて先に川口さんの元へ。HAZUちゃん達を待たずにそのまま車の所へ。これは計算で行ったこと。足の速いHAZUちゃん達が私達に追いつくのは丁度車の置いてある辺りとふんだからである。案の定、車が置いてあるちょっと手前で追いつかれた。

昼食は、とんこつラーメン。食べてビックリその美味さにひっくり返りそうだった。「とんこつラーメンってこんなに美味しいの?」って聞くと「ここのはね」だそうである。また一つ九州に来る理由が出来た。
HAZUちゃん、えみちゃんとの釣りはとてもハードで楽しかった。九州遠征最後の日を飾るには申し分ないものだった。HAZUちゃん達と記念写真を撮るのを忘れたのがちょっと心残り。

今回の釣行はこれで終了。釣果には恵まれなかったが・・・・次回来るときは、もっと時期を早めないとね。
アッという間の3日間。ひょんな事から九州遠征が決まり皆さんとの楽しい釣りが出来、釣りにルアー作りに一皮むけた感じがした。

今回、ずっと私の陰のようにくっついてお世話して下さった渓’s倶楽部の川口さん。問題児で徹して下さったYKさん。佐賀県での1日をたっぷり楽しませて下さった森さん。華をそえて下さったHAZUちゃんとえみちゃん。それに陰ながら色々気を使って下さった川口さんの奥さん。本当にありがとうございました。九州では楽しいことばかりでした。皆さんのおかげです。来年また行く予定にしています。その時もまた遊んで下さいね。

出会いは全てWebから。アングラーズネットの坂本さんしかり今回の皆さんしかり。ま、このまま行くしかないでしょ。

10月10日
琵琶湖
晴れ
23℃ぐらい

2匹

久しぶりの琵琶湖釣行。朝10時半過ぎに出発。
高速に乗ると混んでいる。追い越し車線を80〜100km/hで走る。信じられる?走行車線の方が空いている。これも信じられる?一体どーなっとるの。米原ジャンクション手前1km位からやっと飛ばすことが出来た。ま、祭日は出歩かん方が良いことが分かった。(本当はわかっとらん)
検札で止まってると心地よいサウンドを轟かせてインプレッサが飛び出していった。思わず私もカッ飛ばす。追いつくと意識したのか更に加速。よく見るとSTiではないか。相手にとって不足はない。望むところだ。
久しぶりにアクセルべた踏み。すると直ぐにリミッターがかかってしまう。STiは、リミッター解除しているのでぐんぐんスピードを上げていく。私は、リミッターがかかっていてもアクセルべた踏み。まるでウサギ飛び状態。「このクソ車!!」と罵りながらリミッター解除を決意。加速はどっこいだがリミッターが直ぐかかってしまうため追いつけん!!
とうとうインプレッサのケツを舐める形で米原ジャンクションから木之本インターまで来てしまった。クッソ!!STi楽しかったぜ。こんど会った時は負けんからな!!

12時過ぎ塩津に到着。浮いとる浮いとる。ボート&フローター!さすが祭日って感じである。早速フローターを準備して湖面に滑り込む。ちょっと南風が強い。選んだルアーはダブルスイッシャー雛あられ。投げては引くを繰り返す。
ちょっと波が高いかな?沖に藻が枯れているのか水中に黒っぽい帯がある。良い所を見つけた。そこをルアーが通過する形で風上から風に流されながらキャスティングを繰り返す。いつもよりスローに。夏場だったらガンガン引いてくるのだけどね。
バチャッ!!ほら出た。思った通り。出たがあわせない。水面にルアーがないのを確認してから大あわせ!ま、一瞬の事だけどね。大事に大事に寄せる。キャッチ!!これで一安心。30cmではあるが久しぶりのトップに出てくれたのでとっても嬉しかった。その後、2回水面を割ったが乗らなかった。
実はさっきから我慢していたのだがトイレに行きたくなったので上陸。フローターは、これが厄介なんだよね。上がったついでに移動。

大浦に到着。あっかーん!!ここもボートや人で一杯。塩津より南風が強い感じ。あきらめて大崎方面へ。どこもかしこも人で一杯。何処へ行こうか迷ったあげく木津へ行くことにした。
途中で竹生島という日本酒を2本買った。私はこの竹生島という日本酒が大好。これで秋の夜長、ルアーを作りながら冷やでグビグビと・・・・・考えただけでも幸福感がこみ上げてくる。

1時過ぎに木津に到着。既に数人やっていた。釣れたかどうかたずねると「とっても」だって。
南風が強くなってきた。どうしようか迷ったあげくまず腹ごしらえ。
フローターで向かい風に向かって出るのは辛いが、せっかく来たのだからやることにする。支度をしている時、隣の車の人に話しかけた。この人もフローターをやるそうだが今日は、風が強いからやらないとのこと。
風を背にヒーヒー言いながら足をバタつかせる。風が強いためなかなか進まない。キャスティングを繰り返しながら沖へ。むこうずねの辺が痛くなってきた。休んでいると陸の方に戻されてしまう。
辺りにはボートも人もいない。私一人のものである。風はあるが波はそんなに高くない。出そうなんだけどなー。まだ水面に藻がちょっと浮いている。出なきゃおかしいんだけどなー。ちょっと移動しては360度投げまくる。全然アタリ無し。
しばらくすると風が無くなった。ふと辺りを見渡すとボート&ゴムボが来ていた。その人達を観察したが釣れていないようだ。ルアーをきんぐこぶらに交換。

毎度おなじみのヒューッドッボン!疲れてきているのでストップ&ゴーなどというしゃれた事はしない。リールを1回転させる毎に強弱をつけて巻いて来るのみ。時計を見ると既に2時半過ぎ。釣れないのでいい加減嫌になってきていた。
と、その時信じられないことが起こった。バスが飛び出したのである!!大あわせを食らわす。ラインの先に脈動感!!ばらさないように慎重に。
遂にキャッチ!!幸福感、安堵感、達成感・・・・さまざまの感情が体内を駆けめぐる。25cm。チビではあるがこいつは貴重!!写真をバチバチ撮りリリース。
さっきから騒いでいたゴムボのオネーちゃんが「何かやってるよ」だって。見れば分かるでしょ。とっても優越感。
早く「きんぐこぶら」制作者の渓さんに知らせたくて仕方がなかった。風が出だし今度は北風。3時になったので上がることにした。
大好きなあんこパンをほうばりながら次は何処にしようか考えたが・・・・・面倒臭くなったので帰りがてら最初の塩津に決定。

塩津に到着すると辺りは一変していた。あれほどいたボートに代わりウインドサーフィン族が・・・・・しかしメチャクチャ綺麗!!一体どれだけいるんだ?
どうしようか迷ったが時間があるので決行。風は北風ちょっと寒い。今朝のポイントへと思ったら水が濁っているではないか。これでは、どうしようもない。他のアングラーを観察。釣れていない。どっかへ移動する人達も。何か余裕のよっちゃん状態。

結局、時間は早いが帰ることにした。今日は2匹しか釣れなかったが満足満足。大満足!!
このでっかい「きんぐこぶら」での一匹は大きい。ま、やり通した勝利とでも言いましょうか。釣れたサイズは小さかったけどね。早く40UPを釣ってコレクションとして飾っておきたい。

10月3日
野池&入鹿池
晴れ
?℃ぐらい

0匹

10月末の九州遠征のため野池に慣れておこうと普段から目を付けておいた池に出発。名前は知らないが15年位前はラパラのフローティングでかなりいい思いをした所。午後4時ちょっと過ぎ。もちろんトップをするために選んだ時間だ。空き地に車を止め支度をする。最初は自作のペンシル型トップ。まず堰堤から攻める。

ここで陸っぱりの鉄則!!いきなり近づかずに身を低くしてキャスティング。バスは足下にいる!!琵琶湖でも同じ。
キャスティング。ちょっと待ってからアクション。アクションは、リールを巻くだけ。自分のリズムに合わせてストップ&ゴー。岸より1m位の所でストップ。スーッと黒い陰ッ!!さーてこれからが勝負。ん!?勝負と言ってもこれからどうすりゃいいの?分からないので動かさずにそのままステイ。まだバスはルアーをうかがっている。しびれをきらしてチョンチョンスー。アクションさせたと思ったらどっかへ行っちゃった。「うーん。すれとるなー!?」独り言。今から思うとすれているのか自分が下手なのか分からないところがいいじゃん?普段は、琵琶湖で投げては引くを繰り返すだけの釣り。繊細さってのがいまいち。

「おるおる」と、内心いけるかもって思えてきたため俄然張り切る。再度同じ所へ!チョンチョンスー、チョンチョンスー?チョンチョンスー。あかんついてこん。徐々に池に近づきながらキャスティングを繰り返すが全然反応無し。バスの陰は最初だけ。
しかし、さっきから気になっていたのがロッドの長さ。琵琶湖バージョンのため6.6ft。木の枝に触れそう。長すぎるため使いづらい。堰堤側を一通り攻めてみたがダメ。今度は堰堤と反対側へ。

反対側へはガサガサの中を降りて行くしかない。私は男。この程度は何する物ぞ!!っと意気込んで降りる。でもマムシがいるといけないからロッドで前の草を叩きながらである。
陸っぱりを愛する諸君、秋はマムシに気をつけないと痛い目に遭うぞ!!道の無い所を歩く時はロッドで前の草を叩きながら慎重に進むべし!!
やっと池の縁近くに降りた。ここでもそうだがいきなり水辺の近くには行かない!!バスがいるかも知れない。まずロッドで蜘蛛の巣を払う・・・・愚か者!!やってしまった。
ロッドで蜘蛛の巣を払ったらラインに付いた蜘蛛の巣を取るのが一苦労じゃないか!!渓流でフライをやっていた頃、めっちゃくちゃ痛い目にあった事をすっかり忘れていた。ラインに絡まった蜘蛛の巣って簡単に取れないんだよね。しまったーと思ったが後の祭り。何とかほとんど取り除いたがまだ少し・・・まッ少々のことはいいか。

身をかがめてと言うよりしゃがんでキャスティング。ん?ロッドが長すぎてキャスティングが出来ない。左右前後を見渡して振れる場所を探す。何とか出来そうな所に移動。大きく竿を振ることは出来ないので小さめにエイッ!ゲーッ、ルアーが後ろの木の枝に引っかかってバッククラッシュ!!何で?あれだけ確認したのにー、もー最悪!!
リールからラインをつまみながら引き出しやっと解消。出したラインを巻き取るはずが・・・・出したラインが木の枝とかに絡まってる。あー面倒くさー。一体どーなっとるんや!!いかんいかん冷静に冷静にと自分に言い聞かせながらやっと巻き終わる。
今度は後ろを見ながらエイッ。そこそこの所に着水。しばらく待ってからチョンチョンスー、チョンチョンスー。出ん。違うところへエイッ!同じようにチョンチョンスー。あかん出ん。その後いくらやってもダメ。恐るべし野池!!5時ちょっと過ぎになったのでやめて入鹿池へ。

さて、次の入鹿池は自宅から車で10分位の所。明治村の直ぐ横に?裏に?ありバスアングラーで賑わっている。本当に久しぶりにやる。昔はそこそこ釣れたが今日はどうか!!
今の時期はかなり減水している。五条川の流れ込み近くでやることにする。既に数人がやっている。迷惑にならないように間をとってキャスティング開始。ルアーは自作のスイッシャー。琵琶湖で使っている雛あられではない。もっとずっと小さいのである。名前など無い。
ロングキャスト。ちょっと巻いてはストップ。明らかに琵琶湖での釣り方と違う。正直に白状すると釣り方がまるっきり分かりましぇん。周りの人達には、俺はベテランだぞ!!ってな素振りでやっているけど。
一度、巻き取ると5m位移動して再度ロングキャスト。これを移動しながら繰り返す。
何か釣れる気がしない。何やろこの違い。辺りは既に薄暗くなってきた。6時半を回った。他の人達はあきらめて帰って行く。ついに釣りをしているのは私一人。秋風がちょっと寒く感じる。短パンにTシャツではね。

そういえば去年だったか、おにいちゃん2人がここで死んだのを何の前ぶれもなく急に思い出した。その途端に寒ぼろが全身を・・・・・。何かヤッバーって気持ちになってきた。池に引きづり込まれーへんやろうかなどと変なことばかり浮かんでくる。明かりは月だけが頼り。ライトなど持ってきていない。我慢して7時までやろうと決めた。
エイッとロングキャスト。・・・・と思ったらルアーが目の前にドボン!?大、大、大パーマ!!勘弁してくれ、こんな所でッ!一応直そうと思ったが・・・・・ヤメッ!パーマの上に糸を巻いて車の場所へ急ぐ。あー怖かった。何でって?そんな分かりましぇん。

結局惨敗。しかし、野池ってこんなに難しいとは知らなかった。タックルもちゃんと選ばないと偉い目に遭う。雰囲気も違う。何をどうやって良いかもさっぱり分からない。琵琶湖は釣れなくなったがそれでも楽。野池をバカにしていたふしがあったが考えを改めました。反省!

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