1999年3月

3月27日
琵琶湖
晴れ
12℃〜8℃

0匹

何時もの様に岐阜羽島から高速に乗る。今日は、ランエボのトランクにフローターが積んである。今年初のフローターだ。わくわくするがかなり冷たいんじゃないかと不安がよぎる。

今日は、何でこんなに高速が混んでいるんだろう。高速で飛ばすことを楽しみの一つにしているのに・・・・100〜120km/hで追い越し車線を平気で走っている。何度も言うが俺の楽しみを奪わないでくれ!追い越し車線をゆっくり走りたければ好きなようにしてくれ。俺はあなた達をどうこう言うつもりはない!もううんざりしているからだ。マナーなんて日本人には存在しないことも。だだちゃんと後ろを見ていて欲しい。黄色い車がブッ飛んで来たらその時だけ道を譲って頂けないだろうか。お願いだ!!
米原ジャンクションを一路木之本へ。今日は、海津をフローターで攻める予定にしている。米原を過ぎるとさすがに空いている。快調に飛ばすと前にベンツ!意識したのか前のベンツがスピードを上げる。180km/h近くまで出すがそれ以上はスピードを上げない。こちらはリミッターがかかろうがどうしようが飛ばしたいからベンツのケツにピッタリくっついて離れない。と言うよりは加速はこちらの方が上なのでブレーキを踏むことになる。大衆ベンツを追いかけるのは楽しい!!スカーッとする。ついには走行車線からブチ抜いてやった。壮快!!

琵琶湖に着くと小雨がぱらついている。気温は12度で割と暖かい。朝10時海津到着。こちらは長浜と違って人が少ない。って言うことはまだ早いって事か?風は北風で冷たいがこの程度ならフローターは難なく出せる。念入りに防寒具を着る。動き辛いが寒いのはなおさら辛い。今回は1/32ozのジグヘッドリグで攻める。これは、前回56cmを釣り上げた人に教わった方法だ。ワームはスティックベイト。
準備万端。いざ出陣!今年初なので厳かに行う。冷たいんじゃないかと思っていたがそんなに大したことはない。岸から20m位の所に浮かぶ。やはりフローターは気持ちいい!!スティックベイトが着底するのを待つ(本当は着底したかどうか分からない)。しばらくしてチョンとワンアクション。続けてチョンチョンと・・・・フローターの周り360度くまなくキャスト。アタリがない。20m位移動して同じ事を繰り返すが反応なし。
体が冷えてきた。特にお尻とつま先の辺が。時計を見ると30分を経過したところだ。この程度では音を上げる訳にはいかない。ワームを変えて色々試すがやはりアタリがない。45分過ぎる頃にはさすがに我慢!となる。寒くなってきて鼻はつまるしこめかみが痛くなってきた。もう手の冷たさは感じない。中禅寺湖で立ち込んで釣りをしていたのを思い出す。まだまだ!!移動しながらキャストを繰り返す。足の感覚が・・・・これはヤバイと思い一度上陸することに。岸まで着いて這い上がろうとするが力が入らない。何とか這い上がり岸に腰を下ろして足をもむ。急に体が震える。体の芯まで冷えたって感じだ。
1時間しかやっていないのに・・・・・車のヒーターをガンガンに効かせて暖をとる。海津はまだ早すぎるのか!?しっかり暖をとってから南に下ることにした。

南と言ったら長浜。今日は立ち込むことも考えて来ている。車を飛ばして目指すポイントへ。到着すると風が強くて波が大きい。どうするか迷う。一人立ち込んでいる人がいたので様子をうかがうことにする。何か波が来る度によろめいている。相当波が強そうだ。岸に打ち付ける波は相当なものだ。水も濁っているし風も強くなってきた。他の所に移動するか帰るか・・・・琵琶湖の春はまだ遠いと結論!帰宅することにした。

一体何時になったら小春日和になるのだろう。雲が低くたれこめ冬の気配。当分の間我慢の釣りを強いられそうだ。

ps.帰りの高速での出来事。相変わらず牧歌的国民の走りを強いられながらも隙間をぬってぶっ飛ばす。しかしである。とんでもない国宝級の人間に出会った。
タイミングは遅いながらも皆さん退いてくれる。120km/h位で走るワゴン(ワンボックスではなく乗用車のバンタイプのやつ)に追いついた。退いてくれるわけでもなくのろのろと追い越し車線を走る。
仕方なしに退いてくれる様アピールするが退いてくれない。それどころかブレーキを踏んで近づくんじゃネェッて逆にシグナル!いるんだよねこういうジジイが。速度を上げたりゆるめたりで・・・・・もー勘弁して欲しい。
ピッタリ後ろに張り付いて走っていたら今度は窓を開けて拳を振り上げターッ!!プツン!切れました。戦闘モードON!ハイビーム&左右に煽りをいれる。前の車の前は何にもいない。ここまでされては黙っておれません。ずっとずっとハイビーム&左右に煽りを繰り返していたら、やっと退いてくれた。
追い越す時にちらっと見たらこちらを睨んでいる。何だとこの野郎!!!ガツーンとブレーキを踏んでその車と平行に走りながら睨み返してやる。相手が目をそらすまでずっとだわさ!
ジジイだと思っていたら何と好青年!ジジイなら仕方がないが青年だとは・・・・力が抜けました。はい。でも正直、後味は悪かったな。

3月13日
琵琶湖
晴れ
−2℃〜5℃

0匹

パッと目が覚める。朝4時半。目覚ましをかけておいたわけではない。
早速支度にかかる。今回はミノーにトップを少々。お決まりのワーム類を2バッグ。気合いの入れ方が違うのを分かっていただけるだろうか。ただミノーの選択に時間がかかってしまった。結局、ボーマー15AのF、SPタイプを2個づつとダイワのSP1個。

5時半、自宅出発。まだ車が少ない。マキネン(ラリードライバー)と化して快調に飛ばす。どうもディーラーで見たWRCビデオの影響が未だに残っている感じがする。この分で行けば琵琶湖まで最短時間の記録が作れそうである。実は、おかーちゃんに内緒でマフラー+エアークリーナーを変えたばかりだ。低速のトルクアップは体感できる。コーナーでの立ち上がりは・・・・これは、わからん。ただボディー剛性が低下したのかそれとも慣れてしまったのかどうもイマイチの感がある。タワーバーも黙って購入するしかないな。もちろんフロント用だけ。リアにつけるとフローターが入らなくなるといけないからね。
いよいよ高速。高速券を取り一気に加速。本線へ入るカーブがきついが限界に挑戦とばかりに突っ込むが何とか曲がってくれる。自分としてはテールスライドさせたいんだが・・・まだまだビビッてスピードが控え目のようだ。それと純正ながらBSのS−01タイヤは超ハイグリップタイヤだから安心して突っ込めるのも確か。まだまだランエボに運転させてもらってる感じ。
一気に加速。はいスピードリミッターがかかって減速。ま、仕方ないか。やはり早朝は良い!!車が少なくて思いっ切り飛ばせられる。米原インターに到着した時、チラっと時計に目をやる。6時半!!ガハハハ・・・記録を達成。ランエボを購入した喜びがこみ上げてくる。
しばらくすると、ピピッと外気が0度だということを車が知らせてくれた。何?なおも走らせると何か路面が白っぽい。道路の温度計に目をやると−2度!!エッ!路面が凍結している!高速で飛ばしてきたので80km/hで走っていても凄くゆっくり走っているような感覚になっている。ヤバーっと一気に減速。

琵琶湖に到着すると天気も良く、風もほとんど無い釣り日より。今日は、以前から狙っていた長浜港の手前の所(名前は分からない)を最初に攻めてみた。湖面は穏やか。最初は何をラインに結ぼうか迷ったがトッププラグに決定。このプラグは、「タイラント」といって佐賀県はForestさんから琵琶湖用にといただいた物。キャストしてアクション。こいつは14cmながらアクションがとってもつけやすい。思いのままだ!トップのシーズンが待ち遠しい。
水面を割ってくれることを期待しながらやっていると先行の人達が帰ろうとしていたので声をかけてみた。そうしたらここはまだ早すぎてダメとのこと。ダメと分かれば私もここにいる訳にいかない。すかさず移動。いつもの長浜港へ。
まだ7時半だというのに普段より人が多い。早速、支度をしてワームをキャスト。釣れる気配は無い。他の人も釣れていない。

何かが違う。自分の中でそう感じていた。「違〜う!俺は、一体何をやっとるんやッ!」と心が叫んだ。「そうか!そうやったんか!」ともう一人の自分が返す。何が何でも1匹を釣らなければという気持ちが先に立って自分のスタイルを忘れてしまっていた。いやバス釣りそのものの楽しさを忘れてしまっていた。楽しくて釣りをやっているつもりが知らない内に1匹を追い求めて苦しくなっていた。気が付いたら急に楽になり北の水の綺麗な所が恋しくなった。もっと北へ行こう。

奥琵琶湖ドライブインを過ぎ湖岸沿いに車を走らせる。湖岸沿いにたち込んでいる人達が8人いた。気合いが違う。しばらく行くと・・・・・・目を疑った。フローター!!フローターが浮いている。何か嬉しくなってきた。フローターが浮いている近くまで行って釣りをすることに。別にポイントでも何でも無いんだけど、ただ無性に近くでやりたかった。
迷うことなくミノーを結ぶ。釣れる気はしないが楽しい!やはりこれでないと。体に感覚が蘇ってくる。ン!アッ!根がかり。何をやっても取れない。フーッま、いいか。気を取り直して再度挑戦。
フローターの1人が帰ってきた。思わず声をかけてビックリ。今朝56cmを上げたとか。もっと驚いたのは、朝6時からフローターを出したとのこと。寒さのためフローターに付いた水しぶきが凍っていたと!米原で−2度って事は、ここはもっと北だから・・・・・参りました。

話し込んでいる内に10時になってしまった。もう帰る時間。後ろ髪を引かれる思いで帰宅。今回も釣れなかったが自分を取り戻すきっかけとなった。楽しかった。ラッキー!!今日の収穫は大きかったゾッ!

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