2000年1月

1月15日
琵琶湖
晴れ
5℃〜

25匹+1匹(ギル)

朝5時に起床。今年の初釣りを思ってかパッと目が覚める。昨年苦い思いをしたので今年こそはと気合い十分。
今回はまず手始めとして必ず一匹はゲットすることを目指す。タックルはスピニング&ワームのみ!ワームと言ってもセコ釣り専用のワーム。何が何でも(サイズは気にしない)ゲットするためのウエポン。凶と出るか吉と出るかは今年を占う上で重要な選択だ。

6時前に家を出る。路面凍結が心配なので路面とステアリングの感覚に注意しながら飛ばす。彦根インターに7時ちょっと前に到着。(以前なら料金所のおっちゃんが飛ばしたネーって言ってくれてたけどこの頃は挨拶だけ。ちょっと寂しい)
家を出る時の外気は3度。彦根は5度。彦根の方が暖かいとは・・・・。お約束の吉野屋の牛丼でエネルギー補充。目指すは旧彦根港水路。昨年末の美味しさよもう一度って魂胆である。

到着して早速釣り開始。釣り人は割と少ない。あくまで割とであって他の所よりも断然多い。図書館前の水路が空いていたので陣取る。水路から湯気のようなものが水面近くを漂っている。初釣りにピッタリのロケーションである。

初バス
仕掛けは常吉。他の人の迷惑にならないように真っ直ぐ対岸近くに投げ込む。何もしない。ほっとくだけ。アタリがあるまで辺りをチェック。ぼつぼつ釣れているようだ。
20分くらい手を変え品を替えやってみるがアタリがない。仕方無しに針からオモリまでの長さをちじめて10cm位にしチョットだけシェイクする。
するとコツコツってアタリが。聞き合わせをしながら・・・・初物ゲット!だが小さい!デジカメで撮ってからサイズを測ると16cm!!・・・・やっと釣れたから内心は満足。

さっきから気になっていたんだが何か水路の底が見えるような・・・・・見えている。スッゴク浅い!知らなかった。以前来た時は水が濁っていたため深さが良く分からなかった。それによく見ると底一面、水路に沿って横棒のようなのが並んでいる。ん?魚?もしかしたら小バス?仕掛けを近づけるとヒラッと逃げる。生まれて初めて見る光景だ!オタマジャクシがこの状態でいるのは知っているんだけど。

ポイントの状態を知ってしまってからは釣れなくなってしまった。おかしなものだ。常吉をシェイクする度にオモリと接する底が濁るため話にならない。釣れている人達の仕掛けを観察するが決め手が無くて分からない。
するとバカバカ釣っている若者が移動してきた。ワンキャストワンフィッシュ的凄腕!キャストの距離は4m程度。竿先を鋭くあおっている。ほら釣れた。どうも見ながら釣っているようだ。
私も早速真似をする。ノーシンカーにして投げ込む。底までワームを沈めて竿先をチョン!おおお!!あれほど嫌がっていたバスが反応するではないか。喰った!竿を立てる。小バスが水面をピチャピチャ跳ねながらこちらに来る。大成功。典型的な見釣りである。
それからというもの、順調に釣果を重ねるが小バスばかり。23cmの小バスを釣った時は本当に大きく見えた(笑)。
しかし、この見釣りにはちょっとした欠点が。濃い色のワームの時は良いんだがクリアーっぽい色の時は小さいのも手伝ってワームが何処にあるか全然分からない。その内、ラインがスーッと移動するので慌てて合わせる始末。また、見釣りのためにバラシも多い。

風が出てきたのでラインが流されワームが着底しない。思いあまってフックから40cm位の所に軽めのシンカーを付けるがこれだと釣れない。難しい!!
風裏で空いている場所があったのでそこでやることに。ワームを着底させてからチョン、チョン。ほらくわえた。
ある場所ではワームが着底する前にギル助の猛攻に合い、ワームを吐き出すまで待たなければならない。昨年の事を思うと贅沢な悩みではあるがイライラする。

今回は、小バスいじめで終わったが釣果的には恵まれて非常に楽しかった。重ねて天気が良くて暖かく本当に恵まれた一日だった。初め良ければ終わり良し。今年はイケルで!

ps.底が丸見えのため魚の状態が良く分かった。寝ているのか起きているのかさっぱりわからん。元気の良い奴?は、起きて動き回る。他の奴はじーっと底で・・・面白い光景であった。
ある時、デカナマズがスーッと泳いできた。これこそ本当にでかい。後ろから小バッチーの群が付いてきている。まるで水族館の様だった。水族館大好き人間としては丸儲けって感じの釣行であった。

※後日、中川から旧彦根港が掲載されている新聞記事のコピーを頂いた。
「旧彦根港の現状」「駐車問題が深刻化・・・釣り禁止になる可能性も」とあった。
こういう記事を見ると悲しくなる。釣り場を大切にするためにもアングラー一人一人が気を付けていかないね。

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