2003年9月

9月29日

ああああ・・・・・すっかりフライフィッシングの虜になってしまった。バンブーロッド2本+リール2個購入。お母ちゃんに頼み込んでやっと実現した(サンキュー!)。

さーてさて、 10月1日からアマゴが禁漁となってしまう。禁漁となる前に是非もう一度行かねば。先週の大雨で渓流が増水していると判断して4日後の9月29日にGO!月曜日やないかって?土曜、日曜にしっかり仕事しましたから大丈夫ですよ。

目が覚めるのが早い。5時前!まだ薄暗いが支度をして出発!今朝は寒く道の温度計は11度を示している。水温が低くなっているのでは?色々思いを巡らして和良川を目指した。途中、釣り道具屋で日釣り券を購入しがてら情報をもらおうとしたが大したものではなかった。

8時前に前回の場所に到着。車の所まで釣り上る方法をとる。道路を500m位下る。途中、「 子供・鹿・イノシシに注意」の看板をみて思わず和む(谷の砂地には足跡が一杯です)。川に入るとまだ増水している。前回よりは20cm位は増えている。山、緑の保水力に脱帽。

 

 

いつもの#14パラシュートを結んで手当たり次第流す。ピチャ!13cmのかわいいアマゴ。朱点が綺麗!写真を撮ってリリース。1匹釣れたところでティペットを0.15号に交換 (昨日買ってきました。高かった!)。リーダー#7+ティペット0.3号+0.15号のシステム。0.3号と0.15号を結ぶのに苦労しました。結び目から直ぐに切れてしまう。工夫して何とか結ぶ。フライは、テンカラ風に昨晩巻いた#18。綺麗にターンはしないがポイントには何とか入る。

ピチャ!あッ!いやな予感が的中。アワセ切れ。0.15号ではやはり無理があったか。0.3号のティペットを長くして再度トライ。#18は、濡れてしまうと直ぐ沈んでしまう。何度もDRY SHAKEのビンに入れてシャカシャカ。その内面倒くさくなってウエットフライのようにして流す。ダウンクロスに流すとコツコツとアタリ。すかさず合わせて取り込むと川ムツ。ガクン!

上流に向かって流しながら釣り上る。ピックアップしようとしたら何と釣れていた。これまた13cm位のかわいいやつだが哀れ、フライを飲み込んじゃっている。えらの付近から血がダラ〜。とても写真には撮れませんでした。フックを外して緩やかな流れの所で回復させようと思って時間をかけたがダメ。しかた無しに持って帰る (15cm以下は放流なんですが・・・漁協の皆さんゴメンナサイ)。

次第に風が強くなってきた。それも前から吹いてくるため#4のラインでは手も足も出なくなってきた。フライなんか風上にエイヤーッとキャストしてもフワ〜ッと戻ってきてポイントに入らなくなった。ここは、あきらめるしかない。

車に戻りどうしようか策を練る。上流3Kmからは禁漁区となっている。時間が早いので禁漁区までどうなっているか車で探検することにした。途中、川から道がドンドン離れていってしまうので断念。しばらく考えてから本流を攻めることにした。前回、日釣り券を買った新聞店での情報で「本流では大きなアマゴが釣れるよ」の一言が脳裏をよぎったからだ。

本流沿いの土手を車で流しながら良さそうなポイントを探る。本流となると流石に川幅がある。ウエーディングできる場所を見つけて入川。タックルは、渓流用と違ってロッドは、新品の8.9ftバンブー。#5WFラインに#12のカディスを結んで大アマゴに挑戦!!

ロッドはサスガに重い。しかし、風があるにも関わらずラインは出る出る。川幅が広いためフライが何かに引っかかることもない。クーッ!壮快!!
フライは、デカイためよく見える。たまにピチャっと出るがとても小魚が相手に出来るような品物ではない。まれに水中でキラッと光る。偽物と看破され途中で反転しているようだ。 ウ〜ムム手強い。

川幅が広いとポイントがよく分からない。沈み石を目当てに流す (今日の為に2万円近くもする偏向グラスを買ってしまいました。おかげで水中がよく見えました)。流れが強いところでは反応がない。緩やかなところにフライを落とすとドカンとでた。やった!と思って引き寄せると川ムツのどデカイやつ。体中が婚姻色なのか赤い。口一杯にフライをほおばっているけなげさに写真を撮ってリリース。その後も川ムツの猛攻。「#12やで?」独り言を言いながら川ムツにあきれた。

風向きが川下からに変わった。ラインがきっちりターンして気持ちが良い!!風にまかせてフライが水面に着くか着かないかを微妙に調整しながらやってみるとバンバン魚が飛び出す。もちろん川ムツばかりだが・・・・
自然に流すとそんなに出ないけどフラッタリングさせるとこんなに出るんか!凄い発見。

更に上流目指して釣り上がるが堰堤の所で納竿。距離にして数100m釣り上がっただけだが時間かかる〜う。本流でアマゴは釣れなかったが大満足。体にこびりついていたストレスが感じられない。これだから釣りは止められない!
しかし、10月から何処で釣りをしようか悩まないとね。場所探しもストレス解消になるか?

 

9月20日

今回も和良川を攻めることに。日釣り券を石田新聞店さんで購入。情報を聞くと「本流は、大きいアマゴが釣れるよ」とのこと。今日は、本流用に8.9ftのバンブーロッドも持ってきている。本流を攻めるか!?

意志が軟弱なのか前回と同じ所へ。水量が前回より減っている。これは釣り易い!橋の上から様子をうかがうとちょっとしたプールにアマゴが2匹浮いている。こいつをドライで釣るしかない!早速支度をして入川する。橋の下はふたまたに分かれておりプールの方へと思いながら前回行った方に行ってしまった。30m位釣り上がったが全く反応無しのため戻ってプールを攻める。#14パラシュート。ふわりと水面に落とすも反応無し。そのプールに流れ込んでいるところから流すとピチャ!っとマメアマゴがアタックするがフックアップしない。

上流へと釣り上がるが反応無し。ふと見ると先行者?でも様子がおかしい。先行者の所まで行くと何かを捕まえている様子。たずねると「あじめドジョウ」を捕まえているそうだ。捕まえたのを見せてもらったが100匹は 、はるかに超える数ではと思える。しかし、これってアカンのとちゃう?

ピチャ!魚が飛んできた。釣れたことは釣れたが川ムツである。一応写真だけは撮ってリリース。ちょっとしたポイントがあったのでそーっとフライを落とす。デカイのがスーッと来たが途中で引き返してしまった。ガックリ!しつこくやっみたが見に来るだけ。シブイねまったく。アッ!つまずいて転んだ。ロッドは?前回ひどく痛い目にあったため意識的に放り投げて両手をつく。どっこも痛いところ無し。

何でもない浅瀬を流してピックアップしようと思った時にドッカン!20cm強の良形アマゴが出た。ランディングして写真におさめリリース。おおおお・・・これだから渓流は止められないね。更に釣り上がるとバンバンアタックしてくる。4匹釣り上げ写真におさめた後リリース。しかしメジャーで測っても15cmに満たないのがほとんど。15cm以下は放流とあるが良く釣れるサイズは12,13cmである。12,13cmでも朱点鮮やかで大きく感じるが・・・・一体15cm位のアマゴっているのか?それとも、釣り人がルールを守って15cm以上しかキープしてないのか?

目の前に堰堤が。堰堤がくずれて白く泡が立っている付近にしゃがんでフライをプレゼント。着水地点が逆行で全く見えない。しばらくするとコツコツと手にアタリが伝わってきた。反射的に合わせを入れる。フッと軽くなった。合わせ切れだ。あーあやっちゃった。

ひとまず車に戻ることに。メチャお腹が空いたから。おにぎりを食べながら本流へ行くか!?本流より下流から車の所まで釣り上がろう。嫌な空模様だったが遂に降り出した。

車を止めたところから道を歩いて300mか400m位下った所から入川。途中に「子供・鹿・イノシシに注意」の看板が。物騒な所だなと思ったが川に足跡が残っているのを思い出す。釣り上がるのが結構遅いので100m1時間はかかってしまう。

川は良い感じ。手当たり次第にフライをプレゼントしていく。チビアマゴがピチャピチャ反応する。ちょっと良いサイズのは途中で反転。見えるだけにイライラする。20年近くやってなかったから下手になってるからしかたがないか。雨が激しくなってきた。ドライが雨粒で分からなくなってしまった。時計を見ると既に4時過ぎ。この辺で納竿とする。午後からは13cmを1匹追加しただけ。

今回の釣行も大満足!!良く釣れた!

9月6日

朝5時半に起床。今日は先週の体験を再び!ってことで渓流のアマゴ釣り。もちろんフライフィッシング。昨日は、カゼでダウンしてましたが知り合いの病院で点滴を打ってもらい、更に早く寝たため壮快!!(のどは痛いけど)

荷物を車に積み込み準備万端整えて出発。今日目指すは、和良川の支流である土京川。20年以上前に何度も入ったことのある川である。あの頃の思い出が脳裏をよぎる。良い思いできるんじゃないかな?ワクワク。

7時ちょっと前に入漁券(1000円)をたばこ屋で買って上流へ向かう。行くにしたがってあれ?こんな風だった?と記憶の曖昧さに歳を感じる。更に上流へと向かい目指す橋に到着。20数年前もここからスタートだった。橋の上から川をのぞくが川の様子が激変!20数年以上もたっていればしかたがないかと言い聞かせる。
されば、もうちょっと下流からと欲を出して下流へと道を急ぐ。

道を下るにつれて谷が深くなっていることに気付き愕然。適当なところを見定めて谷を降りるとする。よく見ると既に人が通った後がありいやな予感。しかし今日のではなさそう。ホッ!
なんとか(本当になんとか)川まで降り立った。改めて渓相を見ると素晴らしい。下流に素晴らしいところ発見。ちょっと山には入って遠回りして行くことに。

目指す場所に到着直前、目の前にマムシが!それも大人の大きいやつ!捕まえようか迷う。釣りの前だし・・・と思っている内に見失ってしまった。見失ってしまうと後悔が!!

結は今日のために巻いた#14パラシュート。しっかりティペットに結んでフワッとポイントへ。2m位流すが反応無し。いそうなんだがな?再度流すがダメ。あきらめて上流へ。渓相は素晴らしいが何の反応もない。チビ助どものアタックもない。蜘蛛の巣の状態を見ると今日の先行者はいないようだ。

#14パラシュートを枝に引っかけてロストするので残りが心配になってきた。車の止めてある橋の下へ来るとチビ助がアタックしだした。やっと一安心。
今回、ドライ用にとDRY SHAKEというのを初めて使った。これは、ビンの中に白い粉が入っていて毛針をその中に入れてシャカシャカ10回位振ると驚異の浮力を誇るというもの。素晴らしい。これ無しではドライはできんようになってしまった。

ティペットを取り替え取り替え上流へと進む。ドライが沈むようになったためまずティッシュでギュッと水気を取ってDRY SHAKEに・・・・・・あれ?無い!DRY SHAKEが無い!!ちょっと下流へ戻って探したが無い!ガクン!一瞬の内に暗雲が。

ティッシュで水気を取っては流すが直ぐに水を含んで沈む。しゃーないなと思いながらもしっかりベストのチャックを閉めておけば良かったと後悔の念が。

とにかく上流の橋まで行こう。雨が降り出したが前進あるのみ。準備万端のつもりが帽子を忘れとった!情けな。ショートヘヤーの頭に容赦なくふりつける雨。

ピチャ!チビ助が出た。無意識に合わせてしまった。そしたら何と釣れちゃったじゃないの。デジカメに納めてそっとリリース。

しかし、おもだった所というかほとんどというか反応がない。水中を逃げる魚すら確認出来ない。これは、餌釣りにやられちゃったかも。たばこ屋のおばさんの言葉が脳裏をよぎる「土京川は皆さんよく行かれるみたいよ」。

雨が激しくなってきた。要所要所だけフライを流すが何の反応もない。たまに獣の足跡があるだけ。中には蹄の跡が。カモシカなら良いのだがイノシシだとちと困る。
やっと目指す橋まで来たが以前と全然違う。支流なんかはもっと隠れたようになっていたのが堂々と支流!!ってな感じで存在をアピールしている。

ま、いずれにせよここはダメだと言うことが分かった。20数年前は、大小いっぱいいたのにな。チビ助どもなんか群れていた。イワナもいた。そうそう、浅瀬で40cmオーバーのピッカピカのレインボーに一瞬のうちにぶっちぎられたことも思い出した。

人が上り下りしている跡をつたって道に出る。フッ!とぼとぼと道を歩きながら昔あった民家が無くなっているのを発見。歳月を感じる。
車に戻って時計を見ると12時過ぎ!エッ!!4時間以上釣りしてたの?!仕事だったらとっくの昔に休憩が入るんだが好きなことやってるとこうだもんね。やっぱ仕事は自分の趣味をする事が一番か!?

さーてと、これではあかんでしょ。納得いけへんもんね。たばこ屋のおばちゃんにもらった地図を広げておばちゃんが言ってたもう一つ人気のある川へ行くことに。あんまり人気のあるところへは行きたくないんだが次回のためもあるからね。その名は、鹿倉川。里川という感じがずーっと続く。途中途中で川をのぞくがいまいち訴えてこない。

とりあえず上流の橋まで行くことに。橋から2手に分かれていて右側は橋から2Kmまで。左川は3Kmまでが釣り可。それより上流は禁漁区に。様子見として右側の川に入ることに。

ま、ここも餌釣りにはもってこいの川って感じ。#14パラシュートを結んでキャストするがダメ。ごくたまにチビ助がアタックしてくれる。これがあるとやっぱり嬉しい。

前方に木がが覆い被さって餌釣りでも難しい場所を発見。やるんやったらここしかないでしょ。果敢に攻めるもフライを3つ木に引っかけてロスト。やめようかと思ったが4つ目を結んで再チャレンジ。

オッ!上手く入った慎重に流す(1m位だが)。アッ!デカイのがフライをくわえそこなった!何やっとるんやあいつわ!しっかりくわえんかい!

ベストからお茶を取り出してグイグイ飲む。よし。もういっぺん。慎重にキャスト。上手く入った。アッ。フライが沈んじゃったじゃないか。このままこのまま。ギラッ!。水中で反転するのが分かった。すかさずカラ合わせ。いや釣れている。枝にリーダーやティペットが絡まないように引き抜く。

おおおッ言い型!先週釣ったやつよりは遙かにデカイ。デジカメでバチバチ。やっと充実感がこみ上げてきた。しかし、アマゴって最高やね。渓流の宝石って本当!

#14パラシュートが残り少なくなったので#12パラシュートに変更。おおおお・・・見やすい。しかし反面さっぱり反応無し。さっきよりは楽かな。同じような場所を発見。一発でポイント上流にフライをプレゼント。デカイのがスーッと寄ってきたがくわえない。見破られたか!もう一度。姿を見せない。アカンなー。#14に結び替えて再度キャスト。そうしたらスーっとまた寄ってきた。でもくわえない。

そうだ!ニンフを持ってきていた。#16の黒っぽいやつに変更してキャスト。トポン。しまった!!ウエイトを仕込んであるやつだった。これっきり姿を見せなくなった。しょぼん!

気を取り直して上流に行くが急に開けてきて護岸工事やったばっかよッ。ってな感じの所に出た。それらしいところにはフライをプレゼントするが何の気配もない。民家も切れてきた。

上流に目をやるとここからいかにも渓流よって感じの渓相が見える。しかし、こういう所って餌釣りにやられちゃってるんじゃないかって気になる。もうやめようかって思っていたが意地汚さが出てしまった。ちょっとやってみっか。

ダメとは思っていたが本当に何も無し。たばこ屋のおばちゃんからもらった地図の裏には、アマゴは15cm以下リリースってかいてあるのだが根こそぎか?

いよいよ#14パラシュートが残り少なくなってきた。上流に良いポイント発見。大岩から次の岩へヒョイと移ろうとした瞬間、移った岩が落下。当然、私、空中に一瞬浮いた状態。それも体が横になってる状態。ヤバッ!一瞬脳裏にひらめいたのは、ロッドとリールを守れ!右腕を空中に高く突き上げて落下。

ウウ・・・・・ッ!息が出来ない!猛烈に右太股が痛い。ヤバイ折れたか!横になってもだえて、痛みが通り過ぎるのを待つしかない。高く突き上げたほうの右肘も痛い。すりむいたか。左手でこすって血が出てないか確認(そんな、痛みで目で確認する事は出来ませんでした!)

90Kg近い体重が右太股の側面に集中してかかった訳だ。足首を動かすが動く。膝したを動かすが動く。どうやら折れてはいないようだ。しばらくするとようやく痛みも和らいだため起き上がることが出来た。しかし、痛くて直ぐには歩けない。

しばらく休んでから帰ることに。土手が低かったので上って見ることに。見ると田んぼ1枚隔てた向こうが道だ。何とか道にたどり着きホッとする。びっこを引きながら車にたどり着いたときは、安堵感でどっと疲れが出た。クーラーボックスから冷えたビールをグイーーッとやって帰路に就く。(ビール飲んだことは、ここだけの話にしておいてね)

家に着いたら大変。車から足が痛くて降りられない。ちょうどそこへおかーちゃんが。腫れている足を見せて労ってもらおうと思ったら「折れて無くて良かったね」だってよ。このあたりは、何処でも同じか。

ま、楽しかったことには違いない。来週も行けるかな?

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