2006年6月

6/3 6/10 6/17 6/24

6月3日(土)

今日は、待ちに待った石徹白川Fisher's Holiday。そのために本当だったら今日やるはずの田植えを昨日無理矢理やった。しかも、釣りは2週間ぶり。体が震えるの分かる?

昨日の疲れが残っているのかちょっと寝坊。今日の予定は、午前中アーネストでルアーフィッシング。お昼から石徹白川へ。まずはアーネスト。

以前、片羽がちぎれたセミを付けて投げる。おおおお・・・反応する。ゆっくり引いてくる。片羽だと動きがどうも。思い切って残りの羽をちぎって芋虫に。おおお・・・・よく飛ぶわこれ。着水後ほっとく。ドボチョッ!!ハイ釣れました。いいねートップは。数匹釣ってフライにチェンジ。

フライは、ディアヘアーカディス#10。水面にこいつを漂わせる。しばらくすると何処からともなく、しかもゆっくりとパクッ!ビシッ!鋭く合わせをくれてやる。レインボーは気持ちいい!!よく引くからね。特にここアーネストのレインボーはグッドコンディションで綺麗。釣って気持ち いい。

フライが沈んだら沈んだでそのままスースー引いてくる。そうするとグッとくる。ま、ディアヘアーカディスは一粒で2度美味しいって奴。ドライでは必ず使う。ほとんどこれね。作るの簡単だし 。

11時になったのでここはおしまい。十分釣ったしね。一路、石徹白川へ。

1時前に到着。店が一杯出てる。ワクワクするぜ。まずは、知り合いを捜す。T−Craftの土屋さんがいたので挨拶。座るように勧められたので座るとまずビールが、次に鯖の塩焼きが出てきた。至れり尽くせりに涙。今日は、暑い。30度はある。ビール1缶では足りない。これだけ暑いとビール1Lは飲まないとやってられない。ビール追加に天ぷらとおこわ。ウマイ!

店を色々回っていると気になる一角が。そうテンカラ。石徹白FH実行委員の斉藤さんに石垣先生や市橋先生を紹介して頂いた。Thanks!

テンカラはズーッと気になっていたもの。一気に質問攻め。市橋先生自作のテンカラ竿を振らせてもらいハイテンションに。あげくに夕方テンカラで釣りに連れて行ってもらう約束を取り付けた(ちょっと強引気味でした。スミマセン)。

夕方、市橋先生と私とテンカラをされている2人(名前忘れた。スミマセン)の4人で釣りに。テンカラ竿は市橋先生自作のを借りた。

釣り場に到着。初めての石徹白川本流。実際はたいした広さではない。自作のカディス#12を付けイザッ!って言っても上手く飛ばない。焦らず竿の曲がりに合わせて振る。何とか様に。

初めてと言うことで皆さん私に気を使って下さり感謝! やり方が分からないので先生を観察。するとアマゴをキャッチ。本当に釣れるんや。先生から同じ毛針を頂きそれに付け替える。先生が釣られた隣の筋を流す(つもり。見えないから分からん!)。それを見ていた先生が「出た!」っておっしゃったが分からなかった。残念!

もう一度、同じあたりを流す。手にコツコツとアタリが伝わってきた。すかさず合わせを入れるが空振り。難しい。懲りずにもう一度流す。水面下で魚体が反転。分からないけど合わせる。アッ!何んかこう上手く表現出来ないが釣れた。釣れたんよ。

ラインが長いためラインを持ってたぐり寄せる。ランディングネットに納めてフィニッシュ!釣れた釣れた釣れた・・・・嬉しい嬉しい嬉しい・・・・!これかッ!この感触かッ!

竹竿のきしみ。乾いた感触。魚の脈動感。体の何処から遙か彼方、子供の頃、川でオイカワ釣りをした感覚が蘇ってきた。フライやルアーでは味わえない、グラスやカーボンロッドでは味わえない独特な感覚。体が欲していたのがこの感覚!のめり込むなこれは。

もう一匹追加して釣り上がると大場所に出くわす。大場所は基本的に好きでないので座り込んで皆さんを待つことに。よく見ると小さなライズがある。フライやったら出るだろうなー

テンカラの釣り方が基本的に分からん。皆さんの釣り方を見てこんな感じかなーってまねてるだけ。そもそも毛針が沈むので何処を流れているのか分からん。それに夕方なのでだんだん薄暗くなってきているからよけいにね。

先生がこの大場所を攻めだしたので私も何となく始める。ライズしているちょっと上流目がけて打ち込む(打ち込んだつもり)。しかし、相手にしてくれてい。毛針が悪いのかな〜って思いながらピックアップしようとしたら、ん??根掛かり?

えええッ!?釣れたの?デカイやん。嬉しい!!本当に嬉しい。ビギナーズラックとはよく言ったものだ。ここでもう一匹追加してタイムアップ。

市橋先生、その他の皆さん本当にありがとうございました。おかげでテンカラ初日に魚の顔を見ることが出来ました。

翌日、ちょっと時間が合ったのでフライで昨日の場所を攻めてみることに。釣り場に到着して川の様子を見ても先行者は居ない様子。ラッキーッ!支度を済ませて下流から攻めることに。

角を曲がりふと上流を見ると餌釣り師が2人!!さっきまで居なかったのに!これには参った。餌釣り師が多いと聞いてはいたが人が釣っている前を・・・・どうしようか迷ったあげく違う場所へ行くことに。

川を横切ろうとしたらズデンッ!滑って沈。おまけに膝をおもいきり岩にぶつけて少しの間動けなかった。あーみっともない!

結局、釣りはあきらめ会場に戻った。落ち着くとますますひざが痛くなり腫れががひどくなった感じ。皆さんに挨拶して帰ることに。

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6月10日(土)

あれから一週間。体のうずきを理性でこらえ、デカイワナを釣ることを夢見、テンカラタックルをどうするか悩み・・・・あっという間でした。

今日は和良川を攻めるつもりでタックルを決めた。テンカラ竿は持っていないため3.6mと4.2mのグラス竿、昔の4本つなぎの竹竿を持って行く。早朝、和良川に到着。川は減水して見る影もない。せっかく来たのだからと丸竹フライロッドに#3でとりあえずチャレンジ。

思った通り何の反応もない。しかし、1ヵ所だけこれはと思う場所があった。この川も一昨年の猛台風で渓相は無惨となりはてていた。しゃがんで小さく振らないと木にフライを捕られてしまう。一発勝負的な場所だ。

ドライを静かに流れに落とす。水にもまれすぐに沈んでしまった。白い目印が水面下でも確認出来る。印を目で追う。デカアマゴが追いかけてきた。反転!ビシッ!かすかに感触を残しただけでフッキングしなかった。残念。もうそれっきり。

車に戻りテンカラが出来る開けた場所を探す。水は少ないが何とか出来る場所を発見。支度をして川へ。竿は、竹竿。毛針は自作の#12。もちろんウエットタイプ。ま、これしか知らんからね。

身をかがめ淵の流れ込みに落とす。ウエットといっても最初は浮いている。ちっちゃなアマゴが毛針を追いかけるが見破られた。釣り上がりながら色々試すも反応なし。水が少ないからか。

対岸ぎりぎりにキャスト。枝に引っかかり取れない。仕方なく取りに行くとガサガガッ!!エッ何?!と思った瞬間、ドドドド・・・・ッと鹿が走り出した。地響きを立てて。それも上流へ。川の中をね。あ〜ビックリした。これで釣りはおしまい。

せっかく期待に胸をふくらませて来たが空振り。三振。車に戻って休むことに。休む前に斉藤さんにTEL。暇だということで一緒に石徹白川へ。それと、斉藤さんのテンカラ竿を譲ってもらうことに。

郡上の市橋先生の自宅で待ち合わせ。先生は鮎釣りで不在。この日は郡上鮎釣りの解禁日。先生もご一緒出来ればと思ったが残念。3時位から石徹白川で釣り開始。

斉藤さんはフライ。私は斉藤さんから譲って頂いたテンカラ竿でテンカラを。斉藤さんは私を先に行かせてくれている。感謝。

斉藤さんは何か釣られているようだが私はというとさっぱり。同じ川を釣り上がっているのに先の私が釣れなくて後からの斉藤さんは釣っている。何故?腕の差だろうな。こればっかはしゃーない。

私は何のアタリもかすりもなく先週の大場所に来た。座って斉藤さんを待つ。待つ間、大場所に毛針を打ち込んでみるものの何の反応もない。やっぱ、先週はビギナーズラックだったようだ。

斉藤さんが追いつき私のテンカラの欠点を色々アドバイスしてくれた。斉藤さんは以前テンカラをされていたそうなので大先輩である。色々教わっていると私がやってきた方法は明らかに間違っているというかテンカラ釣りっぽくないというか・・・・

もうそろそろライズが始まっても良い頃だと思っているがさっぱり。教わった通りにやっているとやっと1匹キャッチ。嬉しい!

斉藤さんは、別場所へと行かれた。私は動くのが面倒になったので大場所で粘ることに。辺りは薄暗くなり7時を過ぎた。しばらくしたらようやくライズが始まった。待ちに待ったライズ。ライズがあるところに打ち込む。ひたすら打ち込む。

利き腕が痛くなってきた。竿を持つのが苦痛になってきた。竿を持ち替えひたすら打ち込む。もうこうなるとどっちで振っても同じ。体がなれてきた。

何かやたらと派手にライズしている奴が居る。バチャバチャね。だめもとでそこへ打ち込む。ひたすらにね。ン?!根掛かり?あ、釣れた釣れた。しかもデカイ。やったやった。後で計ったら28cm弱のイワナ。嬉しい!

時間が気になる。かなり暗くなってきた。斉藤さんはもう車に戻っているのだろうか?待たせるのは悪いし。時計を見る。7時半までやる事に決めた。ライズが始まってからの約30分間に結構釣れた。テンカラは夕方の釣りか?

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6月17日(土)

万全の準備を整え石徹白川へ。3週連続。自宅を夜中の2時前に出発。着いたのが3時過ぎ。夜中だと1時間半で石徹白までこれる。これなら近い。

到着しても辺りはまだ暗くどうしようもない。車で待つのも嫌なので川沿いに移動しながらここはと思うところで懐中電灯を持って川の状態を探る。実は、何処でやるか決めていないためだ。

色々探るもパッとしない。先週やった所まで来てしまった。分かった場所の方が良いので同じ場所でやることに。明るくなるまで車で待機。白々しだいたので支度する。テンカラ竿は斉藤さんに譲って頂いたのを使った。毛針は自作#12。爆釣を期待して川へ。

以前、早朝に大アマゴをフライで釣った記憶が蘇る。顔がゆるむ。ところが川は答えてくれない。時間だけが無情にも進むだけ。参ったなー。5時前から川に入っているが魚の気配がしない。何故?

細かい場所もやるが何もなし。疲労だけが残る。かなり釣り上がった。もう5時間以上やっている。餌釣り師がやっている所まで来てしまった。仕方なしに引き返す。もう力尽きたって感じ。挙げ句の果て川を横切ろうとして滑って上半身半分ずぶぬれ。車までの道のりが長かった。

車に戻り着替えようと思ったら着替えがない。忘れたってってこと。何が準備万端や!幸いなことに晴れているので寒くはない。肌シャツ1枚。パンツ一丁で過ごす。ズボンは汗でビチャビチャだもんね。

車で移動しながら川を観察すると餌釣り師で一杯だ。夕方のライズねらいに絞って寝ることに。目が覚めると車の数が増えている。川を見るとルーマンがやっている。もう一人のルアーマンが戻ってきた。この川の魚は気むずかしいことがよく分かった。

夕方4時釣り開始。テンカラ竿はオークションで落とした竹竿。良く休んだので上ずっていない。毛針を無くしても良いと思い難しい場所も果敢に攻める。すぐに釣れた。エエッ?!何で釣れるの?この場所は、私も餌釣り師も散々攻めたとこなんよ?でも嬉しい!

丁寧に打ち込んでいく。魚は見えなかったがアタリがあった。集中的に打ち込む。釣れた。アマゴ。何か少し分かった気がした。

さっきから何かゴロゴロ言っている。雷?まずい。しばらくすると雨が降り出した。濡れると替えがない。もちろんカッパもない。ライズの時間までまだある。

例の大場所まで来た。ライズを探すがやはり無い。雨を気にしながら待つ。1ヵ所でライズしているのを発見。川に入ってそのポイントを集中的に攻める。毛針は見えないがこの辺を流れているだろうと思う所を目で追う。魚が水中で反転。手に強いアタリ。すかさず合わせる。釣れた。ランディングネットですくう。

針を外そうとすると何やら魚のケツの穴から出ている。テグスと針だ。それも凄く細い。針はメチャクチャ小さい。糸を抜いてやろうとしたら腹の中で何かが動いた。ゲッ気持ち悪い。

雨が強くなりギブアップするしかなく車に戻る。ふと車の中を見ると傘があるじゃな〜い。これで続けられる。ラッキー!テンカラは片手しか使わないもんね。先ほどの場所に戻る。

傘をさしながら竿を振る。異様な光景だろうな。雨が降っているため暗くなるのが早い。それに肌シャツ1枚。ウエーダーをはいているもののパンツ一丁だ。寒い!!

ライズはまだ。座り込んでじっと待っているのも寒いので手当たり次第に毛針を打ち込む。そうしたら釣れるじゃない。現金なもので釣れると寒さを忘れるね。7時過ぎにやっとライズが始まった。でもほんの数カ所だけで。

とにかく打ち込む。流石に寒さが身にしみて鼻水が止まらない。それに暗くなった。もう止めよう。

今回のことでよ〜く分かった。本当に分かった。テンカラは朝と昼は釣れん!!夕方からのみ!だから慌てて川に行くことはない!自宅でお昼ご飯食べて一服してからでOK!それと着替えは、忘れないこと!

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6月24日(土)

予定通り2時ちょっと前に出発。夜中じゃないよ午後だよ。高速を飛ばして3時半頃に到着。石徹白川だ。4週連続。今回は、先週見つけておいた大場所のライズを期待してだ。

まずは下流から攻める為に数100m歩いて入川。大場所に6時半くらいに到着するようにね。今日は、晴天。とても暑い。谷にはちょっと強めの風が吹いているのでテンカラは苦戦。ポイントへ打ち込もう思ってもあさってへ行ってしまう。ま、しゃあないか。

細かな場所まで攻めるがアタリがあるのはマメばかり。無いよりはましだけどね。ググッがないのが残念。あまり期待してないのと時間稼ぎのつもりでいるのでね。そんなんやったら5時位に釣り場に着くようにすれば良いと思うよね。ところがもしかしたらっていうせこい気持ちも同居しているから始末が悪い。

大場所がすぐそこに見えてきた。ちょっと時間が早いので浅瀬も攻める事に。期待していないけど・・・・あれ?!釣れた。結構いい形。慎重に寄せる。あ、手元でバレた。合わせを入れとかんかったから?悔しい・・・・アマゴ?

気を取り直して手当たり次第打ち込む。マメは相変わらずチビッてアタックしてくる。今までの経験で言うとテンカラは、しつこく打ち込まないと出ないってこと。居そうな所はしつこく攻めないといけない。だからしつこいわけ。

何度も何度も打ち込むが反応なし。ちょっと疲れたので一服。岩に腰掛けてアタリを見渡し風景を楽しむ。すぐ近くというかすぐそこで鳥が鳴いている。しかもず〜っと鳴いている。巣でもあるのかな?

今日のテンカラ竿はオークションで落札したやまべ竿。先週使って非常に使いやすかった奴だ。こいつに太めの凧糸を巻いてグリップに。フィニッシュはカシューを。ちょっと凧糸が太すぎて握っていると手が痛い。

どうも居そうな気がする。経験的にね。もう一度攻めてみる。打ち込んでは流す。根掛かり?釣れた釣れた。良い形のイワナだ。何時も思うんだけど竹竿で釣れた時って最初根掛かり?って感じがする。凄く乾いた感触というかゴツゴツした感じというか・・・・これだと合わせ切れはないな。

もう一度、釣れた隣の筋をを流す。アッ!また釣れた!今度はデカアマゴ。嬉しい!でもおかしいな。何度も同じ所を流してるんだよね。なんでその時は釣れなかったんだろう。時間?それとも微妙な流れ方?基本的に使うのは#12のウエット。ボディーにシルクフロス。ハックルはパートリッジをパラっと巻いただけの奴。チョー簡単なやつね。やはり、夕方に近づくにつれて釣れるようになるのかな?

色々打ち込むもあとはマメばかり。しかし、この辺りはやけにマメが多い。先週までの場所はマメの気配がほとんど無かったんだけどな。マメと言っても本当に小さい。6、7cm。これが#12で釣れちゃうんだよね。怖い物知らずというか何というか・・・でも来年、再来年が楽しみな川だな。

7時ちょっと前、マメのライズが始まった。飛んでる虫の数も多くなってきている。打ち込むとコツコツッてアタリがあるけどほとんどのらない。マメのアタリだ。背を低くして目指すポイントへ移動する。しゃがんで流れに打ち込みながら上流に移動。流れ込みの、いかにもってポイントに打ち込む。ピックアップ。ンッ?!釣れた!デカイ!寄ってこない。どうしよう。竿を立てても穂先が柔らかいので凄く曲がったまま。

思い切って、陸に引きずり上げた。28cmの幅広アマゴ。デカイ!!嬉しい!!その後しつこくやって20cmオーバーを1匹追加。チビは相変わらず果敢に攻めてくる。参ったね。

8時近くまでやった。しかしまだ真っ暗になっていない。空を見ても少し青みが確認出来る。この時期って晴れていれば結構遅くまで釣りが出来ることを発見。それと虫が一杯ハッチして・・・・凄い数だった。

今回も楽しめたが、一つだけ気になることがある。それは、アタリが分からんってことピックアップしようとしたら釣れてたってこと。これでは満足出来ないよね。確かにラインが止まった時は、合わせを入れているんだけどね。これが今後の課題かな?(ドライはまだ使いたくないしね)

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