このコーナーでは私がルアーを作り始めた頃からのものを紹介します。今から見ると笑えてきますが思い出深いものばかりです。
何時頃作ったのかとか順番はほとんど覚えていません。ただ惜しいのが一番最初に作ったもの達が無いことです。無くしてしまったのかどっかにしまい忘れてしまったのか・・・・
本当はもっと沢山ありますがきりがありませんのでこの位にしておきます。こいつら以降から何故かデカルアーを作り始め琵琶湖で使うようになりました。暇になったらそいつらも紹介しようと思っています。
写真では綺麗に出来ている様に見えますが(見えネェって?)でこぼこです。
ま、缶スプレーでここまでやっていたとは我ながら上手い!!

 
ルアー作りの思い出

何時頃から作り始めただろう。最初に琵琶湖へバス釣りに行ったのが32才の5月12日。それから1年後くらいかな?そうすると・・・・結構作っているんだな。
一番最初何を手本にして良いか分からず困っていたらこの本が家にあった。
タイトルは見ての通り恐ろしく恥ずかしい。当時はナウかったんだけどね。

参考書
見本のルアー

後はこの本の通りにやろうと思ったがパーツが調達できなかった。特に困ったのはステンレス線。しかたなしにピアノ線で代用。しかし加工するのが大変。曲げても元に戻ってしまう。ずいぶん泣かされました。
ボディーはバルサで本の通りに何とか作り、残すは塗装。缶スプレーを数個買ってきて(派手なのばかり)下地吹き付け。ここで困ったのがバルサが塗料を吸ってしまって表面がボコボコのまま。この本ではボコボコのまま紹介しているがそれではちょっと格好悪い。考えたあげくバルサが塗料を吸わなくなるまで吹き付けるしかないと思って実行。垂れるとか垂れないとか考えなどしていなかった。ま、ソコソコの出来となったけどね。
塗料が乾いてから次の色を吹き付ける。そうすると境目まる分かりの格好悪いものが出来上がった。これではいくら初めてだと言っても気に入らなかった。試行錯誤してやっと綺麗なグラデーションもどきが出来るようになった。この時はサスガに嬉しかったことを覚えている。それは下地色を塗った直ぐに次の色を塗るという方法。乾いていないので途中で混ざってちょうど良い色合いとなった。このひらめきに自分が天才だと思った。

使ってみてどうかというと文句無しに釣れた。そのころの琵琶湖はバスはウジャウジャ、釣り人は少ない。釣れて当たり前状態。ところが困ったことがおきた。トップコーティングがしてないのでバスの歯でキズキズになってしまった。こいつには対応策がほとんど無く数年の間悩むことになった。

こんな感じでルアー作りが始まり現在に至っている。

 


7.5cm 7.5g バルサ
ほとんど最初の頃から「あれルアー」を作っていました。こいつは最初のやつ。本当に釣れました。塗装はもちろん缶スプレー。歯形でぼろぼろになったので上から何かでコーティングし直したのを覚えています。ネームはこするとくっつくやつ。

 


8cm 11g バルサ
上のやつがあまり釣れたのでちょっと大きめなのをと思って作ったと思います。あまり使った覚えがありません。

 


5cm 2.5g バルサ

スピニングしか持っていないのでこういうセコイのも平気で作っていた。確かこいつは綺麗に出来上がったので使わずにとっておいたと思う。頭が蛍光レッド、背中が蛍光イエロー、腹が白。仕上げがキラキラ光るやつ。今見ても綺麗です。
頭を蛍光レッドにしているのは浮かせた時見やすいため。ウキを参考にしました。

 


5cm 1.5g バルサ
色々作っている内に手を抜くことを覚えた最初のやつ。
確か大浦の川でギル助を釣っている最中にデッカイのが飛び出してきて黄色いのを持っていかれたのを覚えている。
この頃から黄色が好きだったようです。

 


5cm 1.5g バルサ
初めてアルミホイルを貼ったやつ。いちおう黒金。どういう風にして金色を塗ったかは覚えていない。今この色合いを出そうと思っても出せる自信がない。
真ん中のやつはキズキズ。そんなに使った覚え無いんだけどな。

 


3.5cm 1g バルサ
ギル専用に作成。この頃は琵琶湖にもギル助の大物が一杯いて楽しませてくれました。
でもこいつは3代目。1代目は皆にあげちゃったし2代目は、知り合いに全部貸してあげたっきり戻ってこない。
そうそう何代目か覚えていないけど「あのねのね」の清水氏にもさしあげた一品。

 


3cm 1g バルサ
生意気にもアクションを考えてこの形に。こいつでも結構釣ったなー。もちろんギル助。

 


7.5cm 9.5g 桂

「あれルアー」で初めてのSW。この頃はまだ頭のスジが上向きです。分かります?
ほとんど使っていない。トップコーティングはクリアースプレー(アクリル系)だったと思う。

 


6cm 9g 桂
見て下さいこのフォルム。すっごく気に入って使っていました。歯形でキズキズ。宝物です。
この頃からセルロースをトップコーティング剤として使っていたようです。ドブ漬けなんて知りませんでしたからはけ塗りだったと思います。当然中に塗った塗料は溶けていい感じに。

 


上 6cm  6g 桂
下 8cm 15g 桂

この頃から同じ形のサイズ違いを作り始めた。こいつも上のと同じくセルロースでコーティング。
塗料が溶けて良い色合いをしているのが分かりますか?目なんか溶けてふやけちゃってます。今この色合いを出そうと思っても難しいんじゃないかな?エアブラシでの吹き付けに飽きたらやってみようかな。

 


5cm 6.5g 桂

何かこの頃スイッシャーばかり作ってました。良く釣れたからかな?
こいつのトップコーティングは漆の缶スプレー。セルロースだと中の塗料が溶けてしまうため当時はそれが気に入らなかった事を覚えています。

 


4.7cm 4g 桂

上のフォルムがあまりにもダサイと思って考えて作ったのがこれ。なかなか洗練されて好きでした。もちろん旋盤なんて持っていませんからしこしこと手で!

 


上 7cm 7g 桂
下 8.5cm 12g 桂

こいつが初めてテンプレートで名前を入れたやつです!?やろうと思えば缶スプレーでもここまで出来たんですね。
トップコーティングの漆スプレーが簡単にはげてしまうのを上のやつが証明しています。それと最初は透明なんですがじわじわと茶色くなって来るんですよね。これが。

 

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